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thumnail_20170123

もう一度ハンバーガーアイコンを見直してみる

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ハンバーガーアイコン

 
ハンバーガーアイコン(ハンバーガーメニュー)とは、横棒が縦に三本並んだ漢数字の三のようなアイコンのことだ。
見た目がハンバーガーに似ていることから、そう呼ばれるようになったとか。
その誕生は、XeroxStarワークステーションでリストを表すアイコンとして使われたのが始まりだとも言われている。
 
スマートフォンなどの普及に伴い、デスクトップ・ノートパソコンといったデバイス向けに考えられてきたWEBサイトのレイアウトを、限られたスペースに配置するためのアイデアのひとつとしてナビゲーションのアイコン化が進んでいった。
当初から「気づかれない」という指摘もあったが、ユーザーの「学習性」に頼る形で世間に浸透していくことになる。
 
その結果、多くのと言うか殆どのWEBサービスで採用されているし、人気のCMSテンプレートやCSSフレームワークでもデフォルトとしてハンバーガーアイコンが用いられている。
 

ハンバーガーアイコンの問題

 
当初から議論のあったハンバーガーアイコンだが、最近ではデザインやマーケティングを主題とした日本のメディアサイトでも、その問題を指摘するエントリーやハンバーガーアイコンの代案を紹介するエントリーを多く目にするようになった気がする。
また、実際にハンバーガーアイコンの採用をやめたWEBサービスも多く存在する。
 
ではその問題点とは何か、冒頭で述べた気づかれないと言う問題に加え、メニュー項目を表示さるためにワンアクションを要する仕組みが面倒である、クリックするまで何の情報があるのか予想できないなど様々だ。
ようは、本来ユーザーを目的のコンテンツへ導くためのナビゲーションを隠すなんて、ユーザーにとって不親切だよねってことだ。
 
根っからのアンチハンバーガーアイコンの人間にとっては、アイコンの下にMENUとラベルを付ければ解決なんて問題ではないようだ。
そうは言っても、これがベストな解決策だと明言した人物やメディアサイトはない。
そもそもベストな解決策なんて作るサービスで変わってくるし、答えは一つではないように思う。
面白いことに、ハンバーガーアイコンを痛烈に批判したエントリーを読んだあと、その画面の上部に目を向けると、なんとハンバーガーアイコンが鎮座していた。
 

なぜ今さらこの話題なのか

 
このエントリーは、ハンバーガーアイコンを否定する事が目的ではない。
個人的にはハンバーガーアイコンは見た目的にも機能的にも好きだ。
 
ではなぜ、既に出尽くしているこの話題を取り上げたのか。
それは最近、身をもってハンバーガーアイコンの見直しを考えさせられたからだ。
 
普段からスマートフォンで様々なアプリを使用している友人が、某サービスを使用している状況を画面を覗き込みながら観察していた。
するとその友人は、トップページに表示されているリンクをクリックし、目的を終えるとブラウザの戻るボタンでトップページへ戻ったのだ。
そしてまた、トップページに表示されているリンクをクリックし、目的を終えるとブラウザの戻るボタンでトップページへ戻る。
どんなに階層が深くなてっもわざわざブラウザの戻るボタンでトップページへ戻っていた。
 
なんとその友人は、トップページに表示されているリンクしかクリックしていなかったのだ。
ハンバーガーアイコンどころか、画面上部に配置されたサービスのロゴマークがトップページへのリンクになっていることにも気づいていなかった。
 
後日、別の友人に自分のスマートフォンを渡し同じサービスを使用してもらうと、その友人は迷わずハンバーガーアイコンをクリックしてくれたが、先の友人の話をすると「俺も最近知った」との驚愕の返事が返ってきた。
それから色んな知人に同じサービスを使用してもらったが、ハンバーガーアイコンをクリックしない知人が予想以上に多かった。
 
ある知人にかんしては、MENUとラベルのついたアイコンでさえ英語だから解らないとクリックしてくれなかった。
重要な設定などがハンバーガーアイコンに隠れているサービスも多い中、どうやって設定を行っているのか質問すると、みんな決まって「解る人にやってもらう」と答えた。
 
「もう2017年だぞ」なんて話ではないし自分の周りが極端なんだで済む話でもない。
 
ハンバーガーアイコンが見落とされる、クリックされないと言うことは各メディアでデータを添えて紹介されているし。
実際にA/Bテストやアンケートを実施して検証した事もあったが、普段WEB制作にかかわる人間やWEBリテラシーの高い人間に囲まれていると、データの数字だけを見ても実感がわかない。
 
今回はハンバーガーアイコンと題しているが、東京オリンピックへ向けたピクトグラムの変更や道路標識のローマ字から英語表記への変更などの話題も記憶に新しい今、多種多様なユーザーを対象としたWEBサイトを制作する側の人間としては、ハンバーガーアイコンに限らず、各アイコンのデザインや表記の方法をもう一度見直して見るべきなのかもしれない。
 

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