SHIDEN DESIGN BLOG

thumnail_20170223

お世辞は人間関係の潤滑剤、でも気をつけるべきはそれを塩水にしないこと

SponsorLink

嘘でも嬉しいお世辞

 
日常会話の中でよく言ったり言われたりする「お世辞」ですが、それを言われた時には決して悪い気はしないでしょう。
勿論、それを言う意図(下心?)が見え透いていて、事実とはかけ離れたことを言われて不快な思いをする場合は別ですが、挨拶代わりの軽いお世辞、例えば「いつもオシャレで決まっていますね」や「いつも若々しくハツラツとしていますね」などをたまに言われた場合には「嘘でも嬉しい」と言う気持ちになる人が多いのではないでしょうか。
 
こうした一言は、人と人とが摩擦を避けて良好な関係を維持させていく為の潤滑剤のようなものですので、上手く使えば決して悪いことではありません。
 

受け狙いの見え透いたお世辞は人間関係を錆つかせる

 
日々の職場で「お早うございます」や「お疲れ様でした」などの挨拶を交わし合うことは珍しいことではありませんが、その挨拶にもう一言付け加える人はそれ程多くないかも知れません。
 
上司に「お早う!お、今日も元気いっぱいだね」「お疲れさま、相変わらず良い仕事をするね」などと言われた部下は、この人は自分を見ていてくれているとの思いから悪い気がしないのは当然のことであり、潤滑剤としての効果は決して小さくないでしょう。
但し気を付けなければいけないのは、その一言の根拠が事実に大きく反していないことです。
そうでないとその一言はたちまち「嘘でも嬉しいお世辞」から「受け狙いの見え透いたお世辞」へと早変わりしてしまい、潤滑油どころか塩水となって人間関係を錆つかせてしまいます。
 

潤滑剤が塩水に変わる一言

 
毎月の定例会議の冒頭で部門長が挨拶をすることはよくあることですが、或る会社の部門長には一つの考えがあり、毎回の挨拶時に必ず実施していることがありました。
それは、20名程の会議参加者の中から順番に2名をピックアップし、その2名の近況を事前に確認した上でそれを挨拶時の話題にするのです。
 
「A君、先週は忙しくて毎日残業ばかりで大変だったようだね、体は大丈夫?大事にして下さいね」
 
「Bさん、一昨年生まれたお子さん、確か今月でもう2歳になるんだよね、早いものですね、可愛いいい盛りでしょう」
 
そんなことを言われたA君やBさんは勿論、他の人達までが「え、この部門長は自分達にそんなに関心を持ってくれているんだ、思いやりのある人だな」などと思うであろうことを期待しての戦略的な一言であることは明白です。
それでもこれは潤滑剤の使い手としては拍手ものなのかも知れません。
 
ところがその部門長がその日に犯したミスはその潤滑剤を一気に塩水にしてしまったのです。
会議が終わり、部門長に近寄ったBさんが、冒頭の挨拶で話題となった赤ちゃんの可愛らしい写真を見せた時のことでした。
その写真を見た部門長の一言「さすがBさんのお坊ちゃんだね、男前で凛々しい顔をしているね!」するとそれを聞いたBさんの顔から笑みが消えました。
 
そうです、その赤ちゃんはBさんのお嬢ちゃんだったのです。
 
 
ライター:ケイト・カナヤマ
 
 

SponsorLink

Related Articles