SHIDEN DESIGN BLOG

thumnail_20170314

LGBTQを意識したUXデザインってなんだろう

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日本のメディアでは「LGBT」と表記されることが多いので「LGBTQ」は、あまり見慣れない文字列かも知れません。
なかには、そもそも「LGBT」ってなんだという方もいるでしょう。
 
LGBTとは「レズビアン」「ゲイ」「バイセクシャル」「トランスジェンダー」の頭文字を取った言葉です。
 
ですが、LGBTというのはセクシャルマイノリティの一部であって、その括りには当てはまらない様々な人がいます。
そこで近年、海外のメディアなどでは「Queer」や「Questioning」の頭文字を追加した「LGBTQ」もしくは「LGBTs」と表記することが増えてきています。
 
 

Facebookでは58の性別が用意されている

 
 
2014年にFacebookが「Agender(ジェンダーをもたない人)」「Androgynous(両性、中性)」「Bigender(2つのジェンダーを切り替えている人)」「Female to Male(女性の体を持って生まれたが自分を男性と認識している人)」「Male to Female(男性の体を持って生まれたが自分を女性と認識している人)」など、選択できる性別を50種類追加したと発表して3年が経ちました。
当時、この発表を見て「フェイスブックスゲー」と呟いたのを覚えています。
 
その後も選択肢が追加され、現在では58種類の性別を選択できるようになっています。
 
性別選択欄で「custom」を選択すると入力フォームが表示され、頭文字を入力することで候補が表示されるスマートなUIが採用されています。
候補が表示されるのは英語版Facebookのみのようですが、日本語版Facebookでも「カスタム」を選択することで自身に合った性別を入力できるようになっています。
 
さすがアメリカと言いたいところですが、トランプ政権に移行した1時間後には、ホワイトハウスのWEBサイトからLGBTの人権ページが削除されたみたいです。
The White House’s LGBT rights page has disappeared
 
まぁ、トランプ大統領の話はいいか。
 
 

日本のLGBTQ事情

 
 
日本にも多くのセクシャルマイノリティーの人が暮らしています。
 
いわゆる「おネェ」と言われるタレントや同性愛を公言するタレントの活躍、2009年頃に起きた「男の娘」ブーム、腐女子と言われるBLブームなど、異性装や同性愛に対する理解は徐々に広がってきているように思います。
 
LGBTQの人を対象にしたイベントや企業向けのセミナーなども、各地で活発に行われていますし、様々なWEBサービスも存在しています。
それらのWEBサイトは、LGBTQに向けたサービスですから、設計段階のペルソナはLGBTQの人になるでしょう。
性別欄の選択肢は数種類用意されていますし、性別を意識しないようなデザインに仕上がっていることがほとんどです。
 
ですが、その他のWEBサービスを見てみると、どうでしょう。
 
性別欄の選択肢なんて小さなことに思えるかもしれませんが、男性か女性かに区別されることを、たまらなく苦痛に思う人がいるのも事実です。
また、自分のセクシャリティを隠したいと思う人がいるのも事実です。
男性か女性かの2択を要求されるサービスを、それが嫌だと利用していない人を何人か知っていますし、その人達は性別の設定がないサービスを利用します。
 
自社のWEBサービスやクライアントのWEBサービスを作る時。
その性別の設定は本当に必要ですか?
その機能はLGBTQの人に不快感を与えていませんか?
 
設定したペルソナのセクシャリティな部分に目を向けたことがありますか?
実はカミングアウトしていないだけでLGBTQのいずれかに該当するかもしれませんよ。
 
 
ユーザビリティだ、ユーザーエクスペリエンスだと、意識高い系の横文字が叫ばれるようになった昨今。
実社会では、まだまだ多くのストレスを抱えているLGBTQの人達が、ストレスなく利用できるWEBサービスってどんなだろうと、ふと思ったので記事にしてみました。
 
 

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